リハーサル開始|トリオ・ヴェントゥス リサイタル「Bohemian Ethos」
- Musashi Ishikawa
- 4月23日
- 読了時間: 2分
更新日:5月11日
こんにちは、ピアニストの石川武蔵です。 6月4日・8日に控えたトリオ・ヴェントゥスのリサイタル「Bohemian Ethos」に向け、ついにリハーサルが本格始動しました。 本公演は第33回青山音楽賞バロックザール賞受賞記念演奏会として、
6月4日(水) 東京・豊洲シビックセンターホール
6月8日(日) 京都・バロックザール
で開催いたします。

■ プログラムとタイトルの由来
今回のリサイタルは「ボヘミアの精神」をテーマに掲げ、以下の三作曲家を取り上げます。
アントニン・ドヴォルザーク(チェコ=ボヘミア)
アルノルト・マルティヌー(チェコ=ボヘミア)
エリオット・カーター(流浪的・多様な様式を探求)
前半のドヴォルザークとマルティヌーは、ボヘミア地方に根ざした豊かな民族性を活かした作品を。後半のカーターは、生涯を通じてさまざまな作風を試み、「どこにも留まらない」精神がボヘミア的と重なる点からプログラムに加えました。
■ 今週のリハーサル:ドヴォルザーク三重奏曲第3番
今週はまずドヴォルザークのピアノ三重奏曲第3番ヘ短調に取り組んでいます。 若き日にはヴィオラ奏者としての経験もあったドヴォルザークだからこそ、弦楽器の響きへの深い理解が感じられる楽曲です。 とくに、ヴァイオリンとチェロに“ほの暗く響く”よう作曲された対比構造が魅力的。ピアノパートは意外にも多くの難所がちりばめられており、“あえて弾きにくく書いた?”とツッコミたくなる箇所も(笑)。
■ 豊洲シビックセンターホールでの初演奏
豊洲シビックセンターホールでの公演は、トリオ・ヴェントゥスとしては初めての舞台です。 特筆すべきは、ホールに設置されたファツィオリ F278のフルコンサートグランドピアノ。明るく煌びやかな音色が特徴ですが、ドヴォルザークやマルティヌーの持つほの暗さをどう表現するかは大きな挑戦でもあります。 リハーサルでも試行錯誤を重ねていますが、完成形を想像するとワクワクが止まりません。
■ 公演情報・ご予約
会場で皆さまにお会いできるのを心より楽しみにしております。
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