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「速く弾くために、ゆっくり弾く」というパラドックス
速く弾くために、なぜゆっくり弾く必要があるのか? 「速く弾けるようになりたければ、ゆっくり練習しろ」というのは、古くからある言い回しで、レッスンで言われたことのない人はいないと思う。 曲の学習段階(いわゆる譜読み)は必然的にゆっくりのテンポで弾くことになるが、本番が近づいてきても、私の練習時間の半分以上はゆっくり、あるいは遅めのテンポでの練習に費やされている。 自分のレッスンでもよく言うことだが、「速く弾けないのは指が追いついていないというよりも頭が追いついていない」場合が多い。もちろん当人の筋力や骨格、はたまた楽器の調整の問題であることもあるのだが、一見なんでもないパッセージで不都合が生じている時は、大抵そのパッセージを完全に把握出来ていないことが弾けない原因になっている。 情報を増やすための「スロー再生」 ただ、ゆっくり弾くとはいっても、ただ遅く弾くだけではあまり意味がない。 メトロノームのテンポを遅くして、それに合わせているが、ただ指だけ動いている状態。これではただの遅い練習であり、いい練習とは言えない。 ゆっくり弾く理由は、拾える情報を多
Musashi Ishikawa
2025年12月9日読了時間: 3分
音楽ファーストの演奏
弾き手がプロかアマチュアかにかかわらず、「音楽ファースト」の演奏が好きだ。自分をよく見せようとしたり、何かを誇示しようとしたりするのではなく、あるべき音楽だと自分が信じるものを、そのまま差し出してくるような演奏が好きだ。 そうしたものは、どんなときに立ちあらわれるのだろう。コンプレックスから自由になった演奏、と言えばよいだろうか。ただ音楽そのものを慈しむことができている状態。もちろん準備は入念にしなければならないし、万全だと思える準備をしていてなお、本番の緊張で崩れてしまうこともあるだろう。でも、それは演奏の出来不出来とは別の次元の話だと思う。 曲のあるがままを、媒介となる自分自身もできるかぎり自然な状態で鳴らすこと。「あるがまま」と言うと語弊もあるかもしれないが、演奏者が解釈や分析にそれぞれベストを尽くし、あるべき姿を誠実に想像していけば、その時点でのその人にとっての最良のかたちが、ひとまずは「あるがまま」として立ち上がってくるのだろう、と今は思っている。 これは演奏にかぎらない。人付き合いにも、コンプレックスに縛られないあり方があるように思う
Musashi Ishikawa
2025年12月5日読了時間: 2分


【コンサートを終えて】TRIO VENTUS Recital -Bohemian ethos-|2025年6月4日@豊洲シビックセンターホール、2025年6月8日@バロックザール(京都)
みなさまこんにちは、ピアニストの石川武蔵です。 6月4日(東京・豊洲シビックセンターホール)、6月8日(京都・バロックザール)は2023年度青山音楽賞バロックザール賞の受賞記念演奏会として、ドヴォルザーク、マルティヌー、カーターの3人の作曲家の作品を取り上げてのリサイタルで...
Musashi Ishikawa
2025年6月9日読了時間: 2分


リハーサル開始|トリオ・ヴェントゥス リサイタル「Bohemian Ethos」
こんにちは、ピアニストの石川武蔵です。 6月4日・8日に控えたトリオ・ヴェントゥスのリサイタル「Bohemian Ethos」に向け、ついにリハーサルが本格始動しました。 本公演は第33回青山音楽賞バロックザール賞受賞記念演奏会として、 6月4日(水)...
Musashi Ishikawa
2025年4月23日読了時間: 2分


【コンサートを終えて】My Favorite Songs 〜ジャンルを超えて愛される歌〜|2025年4月15日@日暮里サニーホール コンサートサロン
みなさまこんにちは、ピアニストの石川武蔵です。 4月15日、日暮里サニーホール・コンサートサロンにて、ソプラノの内田智子さんと「My Favorite Songs 〜ジャンルを超えて愛される歌〜」と題したコンサートを開催いたしました。お越しくださった皆さま、本当にありがとう...
Musashi Ishikawa
2025年4月17日読了時間: 2分
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