年が明けてから、更新をしていませんでした。
皆さまこんにちは、ピアニスト石川武蔵です。
この数ヶ月は、特にパブリックな場で演奏する機会を設けていませんでしたが、代わりに様々な国際ピアノコンクールにエントリーして参加してきました。
20代の前半から様々なコンクールを受けてきて、自分の精神的な弱さであったり、実力だったり、色々な要因があるのでしょうが、なかなか上手くいかない時期がずっと続いて、そろそろ自分の30歳という年齢を鑑みてもコンクールを受験する頃合いでなくなってくるのですが、山程やって、結局何も無く終わるのは遣る瀬無いなあなどと思っていました。
何とか今回は4月にフランスのヴァランスで行われたテレザ・ラクーナ国際ピアノコンクールで 第3位を受賞することが出来たので、長年のそういう思いから解放されて、少し気分が楽に
なっています。
これまでコンクールを様々受けてきて、今更なこんなことを言うのかと思われるでしょうが、
そもそも自分はコンクールという様態そのものがナンセンスで、勿論素晴らしい才能が一堂に会することによって沢山の人々に見つけてもらうチャンスになることは偉大なことなのですが、それは音楽の本質とはだいぶ離れたところにあるような気がしていました。今もそれは変わらないのですが、しかし入賞歴も無いのにそんなことを言っていたとしても説得力が全く無いのとコンクールをきっかけにして活躍している方々へのやっかみにしか聞こえないことも分かっていました。(勿論全くそういう感情はありません)
今回入賞してみて、勿論とても嬉しいのですが、やはりコンクールでうまくいくかどうかは運かなと思います。準備の質はともかく、審査員と演奏の好みが合うかどうか、選曲の好みが合うかどうか、結局はそういうところなのかなと思います。運が良かったです。
ただ、運が良かったとはいえ、今回の受賞は日頃サポートしてくれている全ての友人、家族、応援してくれている皆さんのおかげだと思っています。運が巡ってきた時に掴めるかどうかは運とは別の問題で、そこにエネルギーを注ぐのは周りのサポートがないとなかなか出来ないことです。チャレンジし続けるのは根性がいるなあと今回改めて思います。これからも演奏を続けていくことで皆さんに恩返しが出来ると良いなと思っています。
ということで、これからもどうぞピアニスト石川武蔵を宜しくお願い致します。
あ、あともっとブログ真面目に更新します!!
ではまた、次回のブログまで、さようなら。