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執筆者の写真musashi ishikawa

オフィシャルブログ始めました


皆様こんにちは。ピアニスト石川武蔵です。

先月自分のホームページを立ち上げまして、それに伴ってブログも開設することに致しました。

日々のこと、音楽のこと、不定期に色々綴って参りたいと思います。

去る11月23日、ヴァイオリンとのデュオでリサイタルを開催しました。

来場下さいました皆様、ありがとうございます。当日は温かい雰囲気の中で

楽しんで演奏することが出来ました。

ピアノのためのソロ作品は非常に大量に存在するため、ピアノ弾きという生き物はアンサンブル経験が

乏しくなりがちなのですが、かつての私も例外ではなく、誰かと共演するということに関して高校に

入って初めて経験しました。私の母校である桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)という場所には

いつの時代も優秀な弦楽器奏者を多く輩出する特性がありまして、それらの人々と出会ったことによって

自分も見事に室内楽沼にハマることになりました。そして抜け出せずにいます。

沼に浸かって既に10年以上経ちますが、鍵盤楽器奏者以外から受けるインスピレーションは

非常に言葉にし難いものであります。どんな楽器と共演しても、やはりピアノが一番素晴らしい楽器で

あると誇りを感じる一方、ピアノ以外の楽器に出来ることの幅広さに羨望の感情を抱くこともあります。

ピアノを演奏する際に、「ここのパッセージは○○(楽器名)のように」というイメージをすることは

ピアノ奏者たる我々にとってごく自然なことですが、逆に他の楽器奏者が「ここはピアニスティックに

演奏しよう」というようなことを言うのは今まで一度も聞いたことがありませんし、発想としても存在して

いないように思います。テクスチュアがピアニスティックに作られている弦楽器のための作品って実は

とても多く存在していると私は思うのですが。

……室内楽沼の住人と言っていても、ソロをやらないわけではなく、来年はありがたいことに既に3度ほど

ソロでリサイタルをやらせていただく機会が決まっています。ソロリサイタルの緊張感とアドレナリンの

分泌量は、室内楽演奏の比ではないですね。一度、人前で一人で演奏してそれが上手くいったときの快感を

知ってしまうと、それを超える体験を出来ることはきっとないでしょうから、ソロで弾ける機会があるうちは

どんどんやっていきたいと思っています。

ホームページの方には確定した演奏会の情報しか載っていませんが、色々と企画中のプロジェクトも

まだまだあります。いつの間にか演奏会情報が増えているかもしれませんので、皆様たまにチェックして

やってください。

では皆様、また次回のブログまでさようなら。

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